社交不安障害

社交不安障害とは

社交不安障害とは対人関係の場面で強い不安が生じ、動悸、声や手の震え、赤面、多量の汗といった症状を起こし、日常生活に支障が生じる疾患であり、気持ちの問題と誤解されて無理を続け、外出ができなくなることも珍しくありません。
人前に出るとあがってしまい話せなくなる、緊張して固まってしまうなど、以前は「あがり症」や「赤面症」と呼ばれていました。これらは「気持ちの問題」や、「性格の特徴」と言われていましたが、本来ならば能力的にも性格的にも容易に可能な事が病気によってできない状態として「社交不安障害」と呼んでいます。思春期以降に発症しやすい性質があり、学校や会社などに馴染めず、就職や結婚などの生活に支障が及ぶこともあります。適切な治療をおこなうことで、QOL(生活の質)を向上させるだけではなく、受験や就職、恋愛、結婚、仕事上の付き合いなど、人生における大事な場面で臆することなく、本来の能力を活かすことができる様になります。社会生活を送る上で、これらの支障に気付いた場合は、お早めに当院まで御相談ください。

社交不安障害の主な症状

初対面の相手に話しかける、人前で話す、誰かと食事をする、電話をかける、人前で文字を書くなどは誰でも億劫になることがありますが、社交不安障害の場合には強い苦痛や不安を生じ、動悸、声や手の震え、赤面、多量の汗といった身体症状を起こすこともよくあります。繰り返される不安症状によって仕事や学業に支障が及び、外出できなくなることもあります。

早期の治療が大切です

不安や恐怖を感じる相手や状況を避けることで日常に支障が生じている場合は、早めの受診をおすすめしています。社交不安障害は、内気、引っ込み思案、消極的、あがり症・赤面症など気持ちの問題とされて適切な治療を受けている方が少ないとされています。現在、社交不安障害の治療は研究が大きく進み、症状や状態に合わせた薬物療法や心理療法(認知行動療法など)を約1年間おこなうことで90%以上が回復するとされています。「もしかしたら」と感じたら気軽に御相談ください。

社交不安障害の原因

意欲や気力、感情の安定に深く関与するセロトニンやドーパミンといった脳内神経伝達物質のアンバランスがあると、神経が過敏になって不安や恐怖を強く感じやすくなります。他にも、環境、気質、過去の経験など、複数の要因が複雑に関与して発症すると考えられています。
気質では、内気で真面目、自分に厳しく、他者からの評価が気になると発症しやすいとされています。環境では、「しつけが厳しく自信が持てない」というパターンもありますが、叱られたことがなく他人から厳しい評価を初めて受け、それが強い心的外傷になって発症に至るケースもあります。

社交不安障害の治療

症状や状態に合わせた薬物療法と認知行動療法などの心理療法をおこなっていきます。不安や恐怖を取り除き、その上で恐怖・不安によって避けていた行動を無理なく少しずつできるようにしていきます。QOL(生活の質)を向上させ、その状態を長く維持することを目的とした治療です。

薬物療法

脳内神経伝達物質の中でもセロトニンは不安と強く関連しており、不安や焦燥感の軽減、不眠・気分の落ち込みなどの症状改善のためにセロトニンを調整するSSRIが主に使われてます。症状や状態に合わせてセロトニンとノルアドレナリンの両方を調整するSNRI、抗不安薬、β遮断薬などが使われることもよくあります。
効果の出方に個人差がありますので、相性などを慎重に見極めながら処方しています。当院では漢方薬の処方もおこなっており、西洋薬との併用も可能です。

心理療法

社交不安障害では、思考や感情のネガティブな癖や偏り、歪みが長期間続いています。それを理解して気持ちのコントロールにつなげられるよう、認知行動療法をはじめとした心理療法をおこなっていきます。また、不安になる環境や状況を見つめ直し、無理なくできることから少しずつ慣れていって成功体験を積み上げていく訓練などもおこないます。

社交不安障害の予後

社交不安障害の予後

社交不安障害は適切な治療で回復が見込める疾患ですが、長期間放置してしまうと症状が進行して治しにくくなってしまいます。また、うつ病、アルコール・薬物などへの依存といった心の病気を合併することも珍しくありません。
また、社交不安障害では症状自体のつらさも強く、さらに実力を発揮できないというもどかしさもともないます。できないのは気持ちの問題ではなく、病気の症状として起こっており、治療が必要な状態です。
社交不安障害の方が不安や恐怖を感じる人前や電話などは、程度の差はありますが実際には誰もが感じているストレスであり、それを強く感じて日常に支障が生じることが問題なのです。適切な治療で改善できればQOL(生活の質)は大きく向上します。疑わしい症状がある場合は、早めに専門医を受診してください。

御来院いただいた後の注意点

社交不安障害は症状の改善と悪化を繰り返しながら徐々に回復に向かっていくことが多く、症状がしっかりと改善し、状態が安定するまで治療を続けることが重要です。状態に一喜一憂せずに、じっくり治療に取り組みましょう。医師の指示通りにきちんと服薬し、ストレスと向き合って、無理をせず成功体験を積み重ねていきましょう。

住所 〒564-0001
大阪府吹田市岸部北2丁目1-24
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TEL 06-6318-5525
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